ひょんなことから囲碁を習い始めた。将棋はなぜか小さいころから好きで誕生日プレゼントに駒を買ってもらったほどだった。囲碁は「ヒカルの碁」を読んでもルールがさっぱり分からなかったのだが、子供の囲碁教室を取材して興味を持ったのと同僚が始めたのがきっかけ。
囲碁は将棋みたいに駒それぞれの強さが違ったり、成ったりしない。碁石に意味を持たせるのはすべて打ち手のほうだ。ついさっきまで相手を囲んでいて自分が有利のように思えても、次の瞬間に優劣が入れ替わっていたりする。打ち始めと終わりは相手と呼吸を合わせるのもルールで、こう打ったらこう、とだいたい決まっている。しかし相手に合わせてばかりではいつまでたっても優位に立てない。目先の利益ばかり気にしていると大損をすることもある。囲碁とは人生であり哲学だ!といちいち目からうろこ。しばらく使っていなかった脳の一部分が活性化してきた(気がする)。 今は「ヒカル」のイラスト付きの初級者本を読みながら実戦に加えてスマートフォンアプリ対戦にいそしんでいる。アプリは気軽にできて楽しいが碁石の「パチリ」という音も囲碁の魅力のひとつ。ボーナスでマイ碁石&碁盤かおっと。 #
by fugaku38
| 2010-11-14 21:39
| ひとりごと
エリ女は当日中継を見られないので、もうすでに買ってしまった。
こんなときは決め打ち。アパパネを筆頭に、末脚が斬れるタイプのボックスで。 ⑤アパパネ…文句なし。人馬ともに燃え尽き症候群だけが心配。 ⑩ヒカルアマランサス…久々だがブエナビスタの2着の実績を買って。父タキオンもよい。 ⑯アーヴェイ…外国馬でまったく未知だがスノーフェアリーより日本の芝に合いそう。 ⑰リトルアマポーラ…復調気配と聞く。エリ女は同じ馬が来る傾向を持っているし。 ~~~追記~~~ 見事に読みが外れて長くいい脚が使える2頭が来ましたね。 アパパネは燃え尽きたんじゃなくてペースが合わなかったのでしょう。まだVTR見てないけど。 来年のブエナビスタとの対決が楽しみ。 【今週の教訓】 決め打ちの読みが外れたらもう仕方がない。 #
by fugaku38
| 2010-11-14 01:10
| けいば
尖閣諸島の映像流出に関与したとみられる海上保安官は、「映像は元々、国民が知るべきものであり、国民全体の倫理に反するものであれば甘んじて罰を受ける」と話しているそうだ。すごい。ヒロイックに祭り上げられることでの反作用を心配してしまうくらい、完璧な“動機”だ。
新聞テレビは誰も反論できないんじゃないだろうか。むしろ、神戸のネットカフェがどんな造りだとか海保は疑心暗鬼になっているとか犯人探しの報道を恥ずべきなんじゃないだろうか。 海上保安官が直接映像を流さず、あるテレビ局に渡した場合を想定してみる。もちろんそのテレビ局は特大スクープとして意気揚々と放映し、政府は血眼になって入手先を探すだろう。ここまでは同じ。しかしその先、海上保安官が名乗り出たら少なくともそのテレビ局は擁護し、「知る権利」キャンペーンまで張るかもしれない。抜かれた局と新聞はちょっと遠巻きに見つつ、映像を公開しなかった政府を批判するだろう。 今回はどうだろうか。政府が公開しなかったことよりも機密の管理体制を批判し、「擁護する意見が多いようです」の世論ご紹介報道に終始し、逮捕、手口(瑣末すぎる…)、供述、起訴、判決を淡々と追うだけの予感がする。この違いは何なのだろう。 街頭インタビューを見る限りでも「映像は国民の知る権利」と考える人が多いのに新聞が正面切って書けないことや、ほんの1カ月前に検察の信頼が地に落ちたとか言っといて今回の捜査にはまったく疑義を唱えないこと、今回の件は大手メディアにとって重大な問題をたくさんはらんでいる。報道次第ではますますこちら側の信頼が地に落ちる結果になるだろう。 #
by fugaku38
| 2010-11-11 00:19
| 報道
記者と政治家の関係は非常に特殊だ。全国紙の政治部記者、いわゆる番記者ならずとも取材や飲み会で接点を持ち、選挙情勢や自治体の目玉事業などを聞き出す。そして、政治家が二枚舌なように記者も政治家と付き合うときは裏表使い分ける。面と向かえばセンセイともてはやし、裏ではたいていぼろくそ言っている(笑)。しょせんお互い嘘つきだからそれでなんとなくうまくいっている。
少し前の選挙で、仕事でお世話になった人が立候補し当選した。私の住む地域の選挙区だったので一票投じたが、「天狗になった」と同僚の担当記者からはすこぶる評判が悪い。実際、私も嫌な思いをさせられた。政治家になると尊大な態度を取るようになるのか、その素質を持った人が政治家になるのか。卵が先かニワトリが先か、永遠の謎である。とにかく、次の選挙では入れてやるもんかと決めていた。 が、しかし。私はその人に投票したと同時に、その政党にも期待を託したはずだったのを思い出した。だったら、その政党がどんな仕事をするのか、もうしばらく見届けるのも有権者の責任ではないかと。政治家に人柄なんぞ期待してはいけないってことですね。全国に何人かはいるであろう本当に誠実なセンセイには失礼な話ですが。 #
by fugaku38
| 2010-11-03 23:37
| ひとりごと
耳かき店員殺害事件は、裁判員裁判が始まって以来初めて死刑が求刑されたので新聞やテレビは大きく取り上げた。結果は無期懲役。判決文を読むと、被告の更生可能性が重視されたようだ。裁判員を務めた人たちは心理的負担を口々に漏らしていた。きっと全員が自分が遺族になった場合、犯罪者の家族になった場合を想像して心は揺れに揺れたことだろう。
死刑に相当する犯罪は裁判員裁判の対象にすべきでないという声もある。私は、一般市民の理解も進まないうちに手を取り合って裁判員制度に突き進んでいた法曹三者を気味悪いと思っていたし、いまだに導入して良かったのか分からない。ただ、導入した以上意義を考えるとすれば、死刑制度についての問題提起、これに尽きると思う。「なんやかんや言っても国家が人の命を奪う装置、それが死刑制度なんです。ところであなた、死刑下せますか」とこれほど直接的に一般市民に問いかける手段はない。間接的には刑場の公開や死刑囚を扱った小説、映画などがあるが。 死刑制度は痛ましい殺人事件が起こるたびに「廃止してはならない」という風潮が強まるし、縁起でもないが冤罪の死刑執行でもない限り世論調査を何度やっても存続が上回るだろう。民主党も足腰弱った状態で存廃の「そ」の字も言えていない。だから裁判員裁判を機に、まずは議論のテーブルだけでも乗ることを願っている。 #
by fugaku38
| 2010-11-03 22:51
| 報道
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